自然と知恵の宝庫
ポリネシア諸島では、香り高いバニラの希少種である Tahitensis(タヒテンシス)が育まれています。
このバニラは、先祖代々に受け継がれてきたポリネシア独自の手法で、丁寧に加工されます。私たちが提携しているのは、バニラ本来のリズムを熟知し、情熱を持って育てている農園の人々。ごく短い開花のタイミングを見極め、一輪一輪、手作業で受粉させていきます。体力や集中力が求められ、とても根気のいる作業です。収穫のタイミングも見逃しません。自然な色づきを促すために、日中は成熟したバニラビーンズを太陽の光に当て、夜は布で丁寧に包むことを繰り返し、発酵に適した環境を整えます。その後も毎日、一本一本を手でもみほぐし、質を確かめながら、つやのある美しい仕上がりにしていきます。
こうした手間ひまをかけた過程が、タヒチバニラならではの豊かな風味を育てているのです。
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(16° 44' 00" south, 151° 27' 00" west)ライアテア島(01)仏領ポリネシア
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(17° 40' south, 149° 28' west)タヒチ島(02)仏領ポリネシア
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(14° 27' 00" south, 144° 58' 59" west)タカロア環礁(03)仏領ポリネシア